先輩方が引退して間もなく、新1年生が入部する。
初めてギターを演奏する1年生に、彼らにギター演奏のイロハを教える2年生、
新しいことの連続に試行錯誤しながら楽しさを探す時期が続く。
1年生は6月に行われる保護者会での演奏に向けて簡単な曲を練習、
ギターの基礎、演奏することの楽しさを体感していく。
中間テストが終わるとすぐ、1年生もコンクール曲の練習が始まる。
ギターを触り始めてまだ1か月の1年生に曲を教えていくので、
先輩にとっては大変な時期であると同時に力の見せどころの一つ。
新体制のギター部全員で初めて合奏したときの感動は、何とも言い表せないものがある。
また、他団体と合同で開催している風待ち/虹晴れコンサートに出演する。
コンクール予選のテープ録りが終わると、いよいよ夏休みが始まる。
ほぼ毎日部活の連続ではあるが、1か月後に控えたコンクールに向けて、
苦難を乗り越えて毎日一歩一歩前に進んでいく。
また、年によっては説明会での演奏依頼が来ることもある。
3~5年生は山梨県・西湖のほとりで3泊4日の合宿に行き、
1日中ギターと戯れながら自分達の演奏を深めていく。
お盆休みが終わればコンクールは間近。みんなの集中度も高まっていく。
県下のギター部で合同開催されるサマーコンサートで演奏し、
他校の演奏や講師の先生から刺激をもらえば、あとはコンクールまで一直線。
ひと夏の集大成を発揮する。
なお、夏休みの宿題はコンクール前に終わらせないと泣きを見ることとなる。
期末テストを終えるとすぐ、蒼碧祭文化部門(文化祭)が待ち構えている。
テスト期間で忘れてしまったギターの感覚を取り戻しつつ、文化祭来場者向けの
オータムコンサートに向けた練習を急ピッチで進めていく。
このコンサートでは、普段はあまり見られない重奏や学年奏など、
特有の演奏が多々あり、連日会場が満員となる人気ぶりである。
オタコンが終わると、前期生と後期生に分かれての部活が始まる。
また、次年度のコンクール自由曲決めもこの時期に行う。
3年生は初めて自分達が部活を仕切る立場となり、自分達のやるべきことを
再確認する時期になる。
イベントの少ないこの時期は、いかに士気を下げないかがポイントになってくる。
前期生は、学校説明会で未来の後輩達の前で演奏する。
説明会でのギター部の演奏を聴いてこの部活に入部してくる人も多いので、
いつもの演奏以上に楽しさを伝えられるように努力する。
が、相変わらずイベントが少ない時期である。訪問演奏の依頼募集中。
中間テストが終わると、いよいよ次年度の自由曲の練習が本格的に始まる。
また、後期生は神奈川高校文化連盟 器楽・管弦楽演奏会に出演する。
この時期は合唱祭の練習の兼ね合いで出席率が低下するので、
普段の合わせにいつも以上に集中力が求められる。
定演まで約100日となり、いよいよ定演に向けて練習が本格化する。
次年度自由曲の弾きこみも含め、練習曲が多く忙しくなってくる。
3~5年生は定演の係別の仕事も始まり、部員全員が定演を意識し始める。
しかし、そんな部員もインフルエンザ等体調不良ラッシュに押し負けることもしばしば。
学校の入試休みで学校すら使えず、また学年末テスト1週間前で部活が出来ない、
更に前期生は宿泊行事や職業体験もあり、全員揃った部活が殆ど出来ない三重苦の時期。
そのため、近隣のホール等を活用して練習したりと、部活日数の確保に明け暮れる。
また、次年度コンクール課題曲の練習が始まるのはこのころ。
学年末テストが終われば、定演に向けた練習の日々が続く。
定演で演奏するすべての曲を深めていく、大変ではあるが一番充実した時期である。
また、4月恒例新入生の勧誘に向けた作戦...もとい計画を、1年生主導で立てていく。
曲作りに四苦八苦することもあるが、それを乗り越えて生まれる幸せは何にも代え難い。
遂に定演…!と思いきや、丁度新入生の勧誘期間と被り、1年で最も忙しい時期。
部員確保に、自分達の演奏の完成に必死になりつつ定演を迎える。
定期演奏会では、1年間の集大成として1番の達成感を感じられる。
そして、この定演を以て中等6年生は引退、
中等ギター部の新たな1ページが開いてゆく…。
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